手の悩み

手は日常生活で頻繁に使用する部位です。そのため、手に痛みを抱えることは少なくないでしょう。手の痛みがあると、仕事や家事など日常生活の動作に支障をきたし、多くの方が悩まれていると考えられます。
手の痛みには、関節、靱帯、腱など、さまざまな原因があります。関節の痛みや靱帯の痛み、腱の痛みなどが挙げられます。

こんなお悩みの方へ

ばね指(腱鞘炎)、ドケルバン病、ヘバーデン結節、橈骨遠位端骨折、関節リウマチ、手根管症候群、ガングリオン、ヘバーデン結節

ばね指(腱鞘炎)

指の付け根に痛み、腫れが生じ動かしづらくなります。
指を曲げたり手を握ったりする動作は、腱が滑走することによって可能になります。腱は腱鞘によって押さえられて浮き上がらないようになっています。
腱鞘に炎症が起こると、「腱鞘炎」と呼ばれる状態になり、痛みが生じることがあります。進行すると、指が引っ掛かるような感覚が生じる「ばね指」という現象が起こります。
「ばね指」は更年期の女性に多く見られ、妊娠出産期の女性にも発生することがあります。また、既往に糖尿病、リウマチ、透析の経験がある方にも発生しやすいです。特に親指や中指に多く見られます。

ドケルバン病

手首の、親指側に痛みを感じ、腫れを伴うこともあり、親指を広げたり動かしたりすると痛みが強くなります。
腱鞘炎は、腱をおさえる腱鞘と、そこを通過する腱に炎症が起こる状態です。腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、その結果痛みや腫れが現れます。特に短母指伸筋腱や短母指外転筋腱が通る腱鞘に起こることがよくあります。この状態は、スポーツをする人や指を頻繁に使う仕事をしている人に多く見られます。
妊娠出産期の女性や更年期の女性にも腱鞘炎が多く見られる特徴があります。また、親指を多く使うことで腱鞘が厚くなったり、腱の表面が傷んだりすることで、炎症が引き起こされることもあります。

ヘバーデン結節

指のDIP関節(一番爪に近い関節)が炎症を起こし、痛みや腫れが現れることがあります。進行すると指が曲がることもあります。また、第1関節の近くに水ぶくれができることもあります。
40歳代以降の女性に多く発生することがあります。関節軟骨のすり減りによる変形が原因であり、手をよく使う人に多く見られる傾向があります。

橈骨遠位端骨折

手首の痛み・変形が起こります。
前腕には橈骨(親指側の骨)と尺骨(小指側の骨)の2本の骨が存在します。橈骨は手のひらをついて転んだり、自転車やバイクで転倒した際に特に骨折しやすい部位です。転倒時の着地によって橈骨に負荷がかかりやすく、骨折が生じることがあります。転んだ際は、手を守るようにするなど予防策が重要です。

関節リウマチ

指や手足の関節が対称的に腫れて痛みが生じ、特に朝にこわばることがあります。大きな関節でも同様の症状が見られます。これは各年代で起こり得る病気ですが、特に30~40歳代の女性に多く見られます。
このような関節の炎症や破壊は、自己免疫の異常によるものと考えられています。関節内の滑膜という組織に異常なリンパ系細胞が集まって反応を起こし、結果として軟骨や骨が破壊されることがあります。
この状態は自己免疫疾患として知られ、代表的なものに関節リウマチがあります。関節リウマチでは関節の滑膜に炎症が生じ、関節を攻撃する免疫細胞が活発化して関節の破壊を引き起こすことがあります。早期に適切な治療を行うことが、症状の進行を抑える上で重要です。

手根管症候群

手根管症候群」と呼ばれ、手のひら、特に親指側の3本にしびれや痛みが出ます。進行すると親指の根元の筋肉(母指球)が痩せ、明け方に痛みが強く、朝起床時に痛みやしびれを感じることが多く、また妊娠・出産をきっかけに発症することもあります。
手根骨は靱帯により連結されています。手首の近くには横手根靱帯という靱帯があり、このトンネル(手根管)の中を正中神経が走っています。手の使いすぎによる腱鞘炎や怪我による炎症により、手根管の内圧が上がり、神経が圧迫されてしびれや痛みが生じることがあります。

ガングリオン

ガングリオンはゼリー状の液体が詰まった腫瘤で、手首の甲側によくできます。触ると軟らかいか硬いかの違いがあります。
主に関節包や腱鞘から発生します。関節液や腱鞘の滑液がガングリオンの袋に入り込み、その後濃縮されてゼリー状になることがあります。
ガングリオンは手首の甲側によく見られますが、骨や筋肉、神経にも発生することがあります。一般的には良性の腫瘤であり、多くの場合は症状が軽微です。

ヘバーデン結節

指のDIP関節の痛みや腫れ、赤く腫れあがること、指が曲がる症状は、主に40歳代以降の女性に見られる「粘液嚢腫(粘液包嚢腫)」という関節病変の一形態です。この症状は、手をよく使う人によく発生します。病態としては、関節軟骨のすり減りによる変形が原因とされています。


治療の内容

確実な効果を得るためには、細胞を定期的に活性化させて活動しやすいレベルまで引き上げる必要があります。そのためには週一回の施術を3ヶ月ほど続けることがおすすめです。その後は、細胞を維持するための施術をご提案させていただきます。
※治療の効果や実感には、個人差がございます。


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