CPRP-FD療法
指を切ったり転んでひざを擦りむいたりすると、血液が出てかさぶたができ、自然に傷が治ります。この自然治癒プロセスは、血小板と呼ばれる血液細胞によって引き起こされます。血小板は傷ついた部位に集まり、成長因子を放出します。成長因子は細胞の増殖を促進し、組織の修復を助け、炎症を軽減します。
PRP療法は、このような血小板の働きを活用し、関節内の損傷した組織の修復能力を一時的に向上させる治療法です。これにより、痛みの軽減や関節機能の改善が促進されることが期待されています。
こんなお悩みの方へ
効果
PRP療法で投与される成長因子は、細胞分裂を活性化するタンパク質の総称です。
特に、血液中に含まれる血小板由来の様々な成長因子には、以下のような作用が得られます。
●組織の修復に働く細胞を呼び寄せる
●骨や血管の新生に必要なコラーゲンを産生
PRP-FD注射は、血小板由来の成長因子を大量に活性化した状態で直接ひざ関節内に注入することにより、関節炎などでダメージを受けた組織の修復促進が図られ、早期の痛み改善が期待できる治療法です。
PRP-FDに含まれる成長因子とその働き
| TGF-β | 損傷した組織や筋細胞の修復と調整／コラーゲンの生成 |
|---|---|
| PDGFa-b | 組織の修復に関わる細胞分裂を促進／コラーゲンの生成 |
| VEGF | 血管や炎症を調整する細胞を増加／血管形成にも関与 |
| bFGF／EGF | 軟骨細胞や骨芽細胞の増加促進／骨や血管の再構築を促進 |
| CTGF | 軟骨の修復や線維化を促進／血小板の付着が優位な状態を作る |
投与方法
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関節疾患関節内に注入
PRP-FDを関節内に注入することで、成長因子が傷の修復を促進します。この治療は関節内の状態を整えるため、長期的な効果が期待されます。
治療の流れ
1ご予約
カウンセリングでは、お一人おひとりご希望を伺った上で、治療について詳しくご説明いたします。
疑問や不安がありましたらお気軽にご相談ください。
2ご来院
受付でお名前を確認させて頂き、カウンセリングルームへご案内します。そこで問診票をご記入頂きます。
3カウンセリング
お悩みやご希望を担当のカウンセラーがお伺いします。ご不安やご要望などお気軽にお聞かせいただければと思います。
4採血
PRP-FD注射の適応があり、治療にご納得いただけた場合は程度採血させていただきます。
5施術
PRP-FDを関節疾患のある節内に注入させていただきます。
お悩みやご希望を担当のカウンセラーがお伺いします。ご不安やご要望などお気軽にお聞かせいただければと思います。
6アフターケア
●治療当日：入浴を控え、代わりにシャワー浴を行ってください。翌日からは入浴が可能ですが、長湯は2〜3日ほど避けるようにしましょう。
●治療翌日～3日目：運動は治療後は避けてください。ただし、治療部位に腫れや違和感がない場合は、運動を再開することができます。
●治療3カ月頃まで：患部に過度な負担をかけないようにしましょう。
施術の終了後に、施術部位のアフターケアについてご説明します。
治療後に気になる症状がござましたら、どんなご相談でもご遠慮なさらずに、電話やメールなどでお気軽にご相談ください。